工事概要
築年数:30年 構造:木造軸組2階建住宅 延床面積:75.77㎡
工事期間:3.0ヶ月(2011.4月~7月) (当社借家へ仮住まい)
国交省「長期優良住宅先導事業」既存住宅改修部門で国から200万の補助金を受けました。
工事工程を写真で解説

耐震診断によりどこまで耐震改修が必要かを判断する。写真は小屋裏調査

耐震診断床下調査。現場調査+診断ソフトにより改修判断を行う。

ご予算と改修範囲をご納得いただきリノベーション工事開始。まずは建物解体

浴室廻り解体。かなり腐朽している。

基礎補強が必要になったため床全面解体

断熱気密もできる限り最新の状態にしたいということで壁・天井全面解体。解体終了時の写真

解体後の建物調査によって腐朽や白蟻の確認。耐震・柱梁の補強等の最終確認。ここが大事!!

解体後建物調査

解体後建物調査

解体後建物調査

基礎耐震補強、防湿施工工事開始。根切り工事写真

基礎根切り工事

給排水先行配管工事。内部配管はすべて新設。

基礎砕石転圧工事

防湿シート・メッシュ筋の敷きこみ

配筋と補強金物の設置。このホールダウン金物が最も重要です。

配筋工事と耐震金物設置

防湿コンクリート打設厚10cm

防湿コンクリート打設

基礎立ち上がり枠設置

耐震補強基礎工事完了。湿気もなくなり気持ち良い床下になることでしょう。

耐震基礎工事終了。

木工事開始です!まずは腐朽した柱の取り替えや梁の補強、耐震壁の設置工事です。

木工事梁補強

木工事梁補強と化粧耐震筋違の設置。90x90角ヒノキ

筋違、構造用合板の設置により耐震性を基準法の2倍程度までアップ。バランス良く配置することが大事です。

耐震金物工事。現行の基準法にのっとった金物の取り付けです。当時はほとんどこれらの金物はついておりません。

耐震金物工事

内部給排水配管工事。内部はすべて新設です。メンテナンスを容易にするヘッダー仕様

内部配管工事

床先貼り気密防湿シート。気密をとるのに大事な工事です。

天井先貼り気密防湿シート。天井気密施工をするうえで大事な工事です。

床下断熱工事。高性能GW16K厚120mm

壁断熱工事。高性能GW16K厚105mm

バルコニー裏断熱工事。吹込GW厚300mm

天井裏断熱工事。吹込GW厚300mm

外壁透湿防水シート貼。

外壁工事:ガルバリウム鋼板に張替。サッシ工事:オール樹脂サッシアルゴンガス入りLow-Eペアガラスへ入れ替え。

第3者機関による気密測定の実施。1.7cm2/m2。気密住宅の基準クリアー!!

階段は予算の削減で既存の階段にカバー工法できれいに。

玄関ドア。スウェーデン製玄関ドアへ取り替え。非常に断熱性に優れた玄関ドアです。

屋根はカバー工法で施工します。防水シート施工。

ディプロマット葺き(ガルバリウム鋼板に天然石が葺いてあります。仕上げ30年保証です。)

耐震・断熱・気密工事が終わったら、あとは新築住宅と同じです。自然素材を使いながら仕上げていきましょう!!